白・750ml
グルナッシュ ブラン 70%、クレレット 10%、ブールブーラン 10%、ヴィオニエ 10%
エステザルグ協同組合の醸造所に隣接する「レ ゼール」と名付けられた区画から生み出されるワインです。主な区画は2区画あり、1つはなだらかな丘陵地でもう1つは南向き斜面の上部という好立地です。平均樹齢40年のブドウを糖分と酸が最もバランスのとれた時点で主に手摘みで収穫(一部は機械摘み)し、酸化を防ぐために一度冷却をしてから圧搾し、自然酵母で低温発酵を行います。亜硫酸(酸化防止剤)の添加は瓶詰め時に極少量のみ。
味わいとしては、レ・グランド・ヴィーニュと比較してボリュームが控えめで、果実のしなやかさや自然なふくらみが印象的です。余韻に残る酸の質が上品で、爽快感を与えるクリーンな味わいです。より品の良い美味しさが楽しめます。(輸入元資料より)
※写真はイメージです。
【エステザルグ協同組合/Les Vignerons d’Estezargues】
エステザルグ協同組合は、ローヌ河南部の街アヴィニョンの南西側に位置しており、加入者が10名程度というフランス最小規模の協同組合です。
ここではそれぞれの生産者が品質にこだわったワインを造り、自らの名前をエチケットに記してリリースしています。「協同組合」としての大きなメリットは、農機具や新しい醸造設備を共同で購入したり、醸造アドバイスを受けるシステムが構築しやすいなど、品質向上に向けた資金面でお互い協力し合える点といえます。
栽培に関しては、各生産者の畑は可能な限り有機栽培で管理されており、化学肥料や除草剤は使用しません。その他農薬に関しても必要最小限な場合に限り散布する「リュット レゾネ」の手法を導入。この地域では、複雑な地層や多様なブドウ品種によってコクとボリューム感に富んだワインが造られており、エステザルグ協同組合では、それぞれの畑の個性をワインに反映させるために原則的に区画間のブレンドを行わずにワインを生産しています。醸造においては、各生産者のもとで選果されたブドウを醸造所に持ち込み、コンクリートに埋め込まれた巨大なステンレスタンクにて発酵させます。酵母はブドウの実に付着する自然酵母のみ。最後に極少量の亜硫酸(酸化防止剤)を添加してボトリングされます。
◎エステザルグ協同組合の特徴◎
・いわゆる有機栽培の「ビオロジック」、もしくは極力農薬の使用を避ける「リュット レゾネ」による栽培
・樹齢の高いぶどうから生まれる豊かな風味
・土壌の個性を生かし、区画ごとに分けた収穫
・平均35hl/haと低い収穫量で高い品質
・自然環境に生息する自然酵母を使った発酵
・発酵から熟成中は酸化防止剤を添加しない
・厳密な濾過や清澄を行わずに瓶詰め