赤・750ml
アラモン、カリニャン、サンソー、アリカンテ(樹齢10〜60年)
ビオロジック栽培された、粘土石灰質土壌に植えられた各品種から造られる。手摘みで収穫し、除梗せずグラップ アンチエール(除梗せず、破砕もしない、自重のみで得られたフリーランジュースの事)させた葡萄を使用する。エナメル製タンクで5〜15日間醸しを行い(タンクの状態によって差がある)、セミマセラシオンカルボニック発酵を行う。亜硫酸は瓶詰時に2g/hL添加。
キュヴェ名のポンポンとは、馬車の飾りのようなもの。この飾りがラベルのデザイン及びワイン名となっています。
明るいルビー色の外観。バラやスミレの様なフローラルさ、赤や黒系の小粒な果実のフレッシュな香りが膨らみます。味わいは、正に飲みやすくてジュ―シーな、喉越し抜群なワインそのもの。酸のある果実が主体で、ドライな梅ジャムをそのままワインにしたかのような、素朴な果実その物と言った味わいが魅力です。
安いワインとなると、果実味ギトギトなこってり風味が多いですが、酸味もしっかりと感じられ、ベタベタした嫌な風味は全く感じられず、スルスルと喉を通る軽やかさが心地良く、ついもう1杯飲み進めてしまうシンプルな旨さに溢れたワインです。果実が弾ける瑞々しいフレッシュさがこれからの季節にピッタリな嬉しくなってしまうワインです。(輸入元資料より)
【マ・ド・ラ・フォン・ロンド/Mas de la Fond Rond】
モンペリエとニームの間にソーヴィニャルグという小さな村があります。この村に存在する樹齢の古いカリニャンやアラモン、サンソ―などに惹かれ、若手生産者がここ10年で移り住み、お互い助け合いながら自然でかつゴクゴク飲める、フランス人が1人当たり年間100リットル近く飲んでいた時代のワインを造りはじめました。
そんな地で農業を始めたマ・ド・ラ・フォン・ロンドの当主ヴァンサンは、ワイン=農業という姿を体現している生産者。ラングドック地方のガール県に所有する50haの畑のうち、25haで葡萄、残り25haで麦や野菜の栽培を行っています。
当然のように馬で耕作をおこない、自分で栽培した麦を石臼で引いて自家製パンを毎日焼くと言う、素朴で牧歌的な生産者です。健全な葡萄を収穫して、野生酵母で発酵させ、必要最低限の醸造設備でワインを造ると言う、シンプルなワインを造り出しています。ぶどうはもちろん有機栽培。そしてぶどうの収穫 量をあまり落とさず、アルコール度数11.5 度の瑞々しいワインに仕上げます。
テクニカル的にそつのないワインを造り出す、現代の醸造設備や醸造技術とは最も遠い、素朴な存在であるマ・ド・ラ・フォン・ロンドに今こそ注目です。(輸入元資料より)