白・750ml
オーセロワ
丘の中腹に位置する花崗岩土壌。70%はダイレクトプレスして、樽で15ヶ月間の発酵と熟成。30%は除梗してジャーで9ヶ月間のマセラシオンの後、樽で6ヶ月間の発酵と熟成。瓶詰め前にブレンド。
黄みがかった黄金色。熟した黄桃やアプリコット、プラムなど黄色の果肉を持つ芳醇な果実香に、黄桃の核のような芳ばしさ、蒸し栗を想わせるホクホクとした香りが伺え、香りからも深みやコクが感じられます。張りのある酸が軽快感を引き立て、果肉から果汁が溢れるようなジューシーな様子やシズル感があり、香り豊かで充実感のある果実味が旨みを伴い口中を満たすように広がります。熟した果実のほどよい甘みや風味に、仄かに感じられる塩味がメリハリや抑揚をつけ、スモーキーな風味が深みや奥行きを与えており、香り豊かな果実味と旨みが絡み合うフルーティーでまろやかな仕上がりです。(輸入元資料より)
【レ・ゾンファン・テリブル/Les Enfants Terrible】
レ・ゾンファン・テリブルは、2020年にシャンパーニュ出身のサラ(Sarah)とジャン(Jean Fallay)の2人によってアルザスに設立されたネゴスのドメーヌです。他にフルタイムで仕事をしているため、毎年の生産量は約1ヘクタール程度に値する収穫量の葡萄で、小規模にワインを醸造しています。
以前から塩味やミネラル感のあるワインが好きな彼らは、自身のワインにもそれを求める上で葡萄は品種よりも土壌を重視して好みのものを選びます。
品質の高いネゴスワインを作るために、購入する葡萄は有機農法やビオディナミ農法により栽培されたものを最低条件として、提供者の畑で行われている作業を把握し、時には自身で馬を使った畑作業も行います。扱う葡萄について熟知したうえで、収穫日時のタイミングの選択、収穫に於いて全て彼らが行います。
二人は将来、出身の南シャンパーニュ、オート・マルヌ地域に戻り、栽培から醸造まで一貫して行う生産者になることを目標としています。そこでは約100年前に消滅してしまった葡萄畑を再生させ、地元の品種(アルバンヌ、プチ・メリエ、トロエン、バシェ、など多数)を植樹して、その地域本来のワインを再び造ることを考えています。この長期的な計画を実行するまでの間、アルザスの地でネゴスを通して栽培と醸造の両方を学んでいます。
オレンジワインを好む二人のワインは、マセラシオンが行われたものが大部分を占めます。彼らの醸造に対する最も大きな目的は土壌の特性を引き出すことですが、同時にアルザス品種の特徴も活かし、ワインにパワーと複雑性を与えることを意図としています。
ドメーヌ名の「Les Enfants Terribles = 困った子供達」は、ワイン生産地として世界で最も有名な地域の一つであるシャンパーニュ地方出身であるにも関わらず、家族の反対をも押し切り、あえてアルザス という別の土地でワインを造る子供達であることから、このように名付けました。(輸入元資料より)