白・750ml
ピノ・ブラン、シルヴァネール
砂岩、泥灰土、石灰岩が混ざる丘陵土壌。ダイレクトプレスの後、樽で10ヶ月間の発酵と熟成。
僅かにオレンジがかった黄金色。熟したアプリコットや黄プラム、ミラベル、安政柑、早生みかんなどが混ざり合う果実香に、金木犀の魅惑的で甘やかな香りが仄かに感じられます。熟した黄色の果肉を持つ果実を頬張り、果汁が溢れ出るような瑞々しさやジューシー感で、清らかに口中へと流れていきます。飲み心地は伸びやかで軽快感があり、それでいて膨らむ果実味はアプリコットなどに安政柑やみかんなどの爽やかな甘みや風味、弾けるような酸が解け、小気味良い果実とほどよい充実感が調和し口中を満たします。アフターにかけて仄かにバニラやドライハーブ、蜂蜜を想わせる風味が感じられ、柔らかくフルーティーな印象が残る辛口の仕上がりです。(輸入元資料より)
【レ・ゾンファン・テリブル/Les Enfants Terrible】
レ・ゾンファン・テリブルは、2020年にシャンパーニュ出身のサラ(Sarah)とジャン(Jean Fallay)の2人によってアルザスに設立されたネゴスのドメーヌです。他にフルタイムで仕事をしているため、毎年の生産量は約1ヘクタール程度に値する収穫量の葡萄で、小規模にワインを醸造しています。
以前から塩味やミネラル感のあるワインが好きな彼らは、自身のワインにもそれを求める上で葡萄は品種よりも土壌を重視して好みのものを選びます。
品質の高いネゴスワインを作るために、購入する葡萄は有機農法やビオディナミ農法により栽培されたものを最低条件として、提供者の畑で行われている作業を把握し、時には自身で馬を使った畑作業も行います。扱う葡萄について熟知したうえで、収穫日時のタイミングの選択、収穫に於いて全て彼らが行います。
二人は将来、出身の南シャンパーニュ、オート・マルヌ地域に戻り、栽培から醸造まで一貫して行う生産者になることを目標としています。そこでは約100年前に消滅してしまった葡萄畑を再生させ、地元の品種(アルバンヌ、プチ・メリエ、トロエン、バシェ、など多数)を植樹して、その地域本来のワインを再び造ることを考えています。この長期的な計画を実行するまでの間、アルザスの地でネゴスを通して栽培と醸造の両方を学んでいます。
オレンジワインを好む二人のワインは、マセラシオンが行われたものが大部分を占めます。彼らの醸造に対する最も大きな目的は土壌の特性を引き出すことですが、同時にアルザス品種の特徴も活かし、ワインにパワーと複雑性を与えることを意図としています。
ドメーヌ名の「Les Enfants Terribles = 困った子供達」は、ワイン生産地として世界で最も有名な地域の一つであるシャンパーニュ地方出身であるにも関わらず、家族の反対をも押し切り、あえてアルザス という別の土地でワインを造る子供達であることから、このように名付けました。(輸入元資料より)