白(醸し)・750ml
ピノ・オーセロワ
沖積層土壌と花崗岩土壌の2区画の樹齢約50年の葡萄。除梗して5日間のマセラシオン。フリーランジュースをゲヴェルツトラミネールのマール(搾りかす)とピノ・ノワールの澱に通して、ステンレスタンクで11ヶ月間の発酵と熟成。※王冠:ガスはありません。
やや濁りのあるオレンジ色。黄プラムやアプリコット、黄桃などの果実香に、オレンジやレモンピールの爽やかさ、アールグレイ、黄色やオレンジの花々を想わせる華やかな香りが伺えます。果肉感のある熟した果実から滴り落ちるようなジューシーな様子や甘やかさが感じられ、シャープな酸が軽快感を掻き立てながら、お菓子のラムネやピーチティーのような風味が口中へと広がります。柑橘ピールのほろ苦さや皮ごとプラムをかじった時のような微細なタンニンが芳醇な果実味を引き締め、抑揚を与えています。(輸入元資料より)
【アナイス・ファンティ/Anais Fanti】
アナイス・ファンティは2020年からアルザス地方のアンマーシュヴィアという街でワイン造りをしています。彼女は三代続くぶどう農園に生まれましたが、アルコールがとても苦手なため以前は約7年間ナースとして勤務していました。アルコールは苦手でしたが、ワインの味わい自体には魅力を感じており、次第にワイン造りに興味を持つようになりました。2018年に農業・醸造専門学校へ進学し、ワイン生産者の道へ進むことを決意しました。
学生だった間は当初から興味を持っていたマセラシオンやアンフォラでの醸造について知識を得るため、ジョージアで数ヶ月間過ごした経験も持ちます。その後2020年に家族からぶどう農園だった一部の畑を受け継ぎ、生産者としてワイン造りを始めます。常に明るい笑顔で、とても優しく穏やかな生産者ですが、2022年はこれまで使用していたプレス機の不調により収穫した葡萄のプレスをとても小さい垂直プレス機で約1ヶ月間かけ手作業で全てやりきるなど、とても根気強い一面も見受けられます。彼女のワインの明るい果実味にはどこか陽気な可愛らしさがあるように感じられます。口にすれば優しくとても親切な性格がワインを通して伝わってくることでしょう。ラベルは自身で考えたもので、名前のアルファベット「ANAIS」が全て組み込まれたデザインになっています。(輸入元資料より)