オレンジ・750ml
ピノブラン50%、ゲヴュルツトラミネール50%
ゲヴュルツトラミネールによくある甘すぎたりオイリーだったりする事が嫌だった経験をもとに、そのようなスタイルではなく、遊び心のある実験をしたいと考え造られたキュヴェ。除梗したブドウを卵型の発酵槽で約8カ月間かけて発酵、圧搾した後に樽で短期間休ませ、完全発酵した後、瓶詰。完全にドライでありながらテクスチャーのあるワインに仕上げました。
照りのあるオレンジ色の外観。極軽く白濁りがある。アプリコットや、黄桃、オレンジの皮、ネクタリン、マリーゴールドの如何にもオレンジワインらしい香りで、非常にアロマティック。缶詰の黄桃やブラッドオレンジのドライフルーツの様な果実感が素晴らしく、ローズウォーターの様なフローラルさも感じられます。アルコール度数(12%)も高すぎることがなく、スルスルと飲みやすく仕上がっています。
これからが旬のサンマや、栗の炊き込みご飯など秋の和食をはじめ、様々な食事とも好相性の素晴らしいワインです。(輸入元資料より)
【フォッシル&フォーン/FOSSIL&FAWN】
今、新たなワイン生産地として人気なポートランドで若手生産者として切磋琢磨している彼らですが、実はジムは、2004年〜2007年までの3年間 NOVA の英語教師として日本に滞在をしており、昔ながらの街並みや、池袋にも近く、大好きな秘境の温泉巡りに便利な川越に住んでいたそうです。「僕は2、3 歳の幼児クラス担当だったから」と、日本語は小出しに突然単語を披露するに止めていましたが、日本への愛着は今でもあるそうで、コロナが収束をしたら、同じくオレゴンの生産者仲間と一緒に来日をしたいと話していました。
それ以外にも、ワイン生産者になるまでには多種多様な職業を経験してきたジムですが、この職業に就くきっかけを作ったのは、父親がリタイヤ後の趣味として、家の前の山の開墾をしピノノワールを1万本植えた事。当時高校生だったジムは、当初自分がそれを担う事になるとは夢にも思っていなかったそうですが、現在はこの仕事にしっくりと馴染んでおり、その他にも自身で15エーカーの畑を所有し14エーカーはピノノワール、1エーカーはシャルドネを育てています。
その昔この辺りの土地は、海底に沈んでいたそうで、地殻変動により大地が持ち上がった為、今でも貝の化石が見つかるそう。急な傾斜にある為、夕方には強い風が吹き、年間を通し乾燥をしている土地なので、カビなどの病気の心配はないそうですが、代わりに鹿が大量に生息をしており、その被害が甚大だそう。畑の周りには背の高い柵を張り巡らせていましたが、簡単に飛び越えてしまうそうで、日々頭を悩ませているそうです。(輸入元資料より)