赤・750ml
ガメイ
全房で10日間のマセラシオン。コンクリートタンクで発酵後、1/3を228Lの樽、2/3をステンレスタンクでそれぞれ7ヶ月間の熟成。瓶詰め前にブレンド。
僅かにオレンジがかった赤色。熟した赤いプラム、苺やピーチのドライフルーツなどのやや充実感のある果実香に、赤紫蘇、ドライハーブ、紅茶、仄かなフュメ香が加わり、少しトーンの落ち着いた印象が伺えます。しっとりとした滑らかなテクスチャーのミディアムライトタッチで、沁み渡るように口中へと広がります。香り豊かで甘やかな果実の風味にたっぷりと旨味が絡み合い、少しづつドライハーブやフラワー、薫香などの風味が重なっていき、複雑性を帯びた奥行きのある長い余韻が続きます。チャーミングな印象と奥ゆかしさを兼ね備えた魅力溢れる仕上がりです。
トリスタン ランポンのワインは薄旨ではなく凝縮感が強く感じられる、栽培と醸造の両面でリスクを負わねば作ることのできない、しっかりと内容が詰まったものです。
ワイン名の”Aux Arbres”とは「森へ行こう!」という意味で、ラベルデザインも含め彼の自然に対する情熱を表す意味が込められています。
【トリスタン・ランポン】
2024年時点で30歳。農家を目指していたため大学での専攻は農業学、卒業後数年間は近所の農家で働いていたが次第に自然派ワインの道に興味を持ちDomaine Saint Cyr(ドメーヌ・サン・シール)に勤めてワイン造りを4年間学んだ。初ヴィンテージは2021年。当時は勤めながら約1.5haの畑を所有してドメーヌを立ち上げ、徐々に面積を拡大し2024年の時点で4.70haを所有。
バスケットプレス機を用いて手作業でゆっくり行い、タンクや樽で自然発酵させて寝かせるのみ。添加物は一切なしのVin pur jus。極力シンプル、しかし丁寧に醸造して低収量ならではのぶどうが持つポテンシャルを可能な限り自然に、ワインへ転換させることを意識している。(輸入元資料より)