クルミのリキュール・500ml
アルコール、水、砂糖、クルミ、シナモン、ナツメグ、クローブ
ノチーノと言われるクルミのリキュール。一般的あるいは伝統的には聖ヨハネの日(6/24)のあたりで収穫されたクルミを使うが、ファビオはより熟したクルミを使うべく、7月過ぎに収穫したクルミを使用。割ったクルミはシナモン、クローブ、ナツメグと共に、ダミジャーナ(ガラスの大瓶)で2か月のアルコール浸漬を行った後にガムシロップを添加し、さらに1か月寝かせ、ノンフィルターでボトリング。一般的なノチーノは出来上がってから10年程寝かせて飲むのが通例だが、ファビオのノチーノはより熟したクルミであることと、浸漬している期間に容器内に空気のスペースを十分とることで酸化的環境を創出するようにし、クルミが持つ渋みを和らげるようにしているため、味わいも柔らか。
【ファビオ・デ・ボーモン/Fabio de Beaumont】
カンパーニア州の造り手ファビオ デ ボーモン!デ ボーモン家は貴族の出身で、アヴェッリーノ県にある小さな町カステルヴェテレ スル カローレ(以下カステルヴェテレ)の領主でした。
2014年、ローマで法律を学んでいたファビオは、彼を含むデ・ボーモン家の全員が都市部のローマやアヴェッリーノに住み、彼らのルーツともいえるカステルヴェテレの屋敷や土地をないがしろにしてしまっている現状を認識、それらに再び命を吹き込む(=利用することで価値を創出し、土地や伝統に再び光を当てる)べく、ワインとデ・ボーモン家に代々伝わってきたレシピによるリキュール造りを再開することに。
一家が守ってきた高樹齢の区画とファビオが新たに植えた区画を合わせて現在は4haのブドウ畑(海抜500-700m、石灰質の粘土土壌)から、7種類のワインと2種類のリキュールを生産。前述の通り土地(テロワール)と伝統(ブドウ品種、一家で伝承されてきたリキュールのレシピの再現)が投影したプロダクトを理想とすることもあり、畑、セラーのどちらにおいても最小限の人為的干渉に留めるように心がけています。ラベルのデザインはすべて、屋敷に使われている1600年代のタイルの模様から取ったもの。(輸入元資料より)