葡萄品種:旅路(仁木町産)Alc.:9.5%/発泡性
《味わいと"旅路”について》
余市の隣に位置する小樽市塩谷発祥とされるブドウ品種。別名「紅塩谷」生産量も減少方向の希少品種となる中、今回も余市の隣町、仁木町の猪俣園(代表:猪俣和正)さんの旅路を継続して使わせて頂き今年も醸造することができました。
2025年は例年通りの気候推移から7月からの急激な暑さと突発的な雨の増加で早生の旅路は2週間も早い収穫になり、同時に例年にない速さでの醸造スタートに少し焦りを感じつつも、暑さを乗り越えた旅路の新たな一面を引き出すために醸造行程はあえて前年までと大きくは変えておりません。
品種特有でもあるイチゴの香りに加えチェリーやアセロラ等の赤い果実感、ピンクレモネードやビタミンを感じる酸。澱に近づくにつれ旨味や複雑味が楽しめますので半分位飲み進めたら澱と混ぜて飲むのもまたおすすめです。醸造行程からくる少しの収斂性はジンジャーを思わせ、気兼ねない普段の食事にも合わせやすいです。
熟成の過程として、二次発酵したては穏やかな泡とともにキュンとした果実の甘やかさを感じ、夏頃にはクリアなキレと共にビタミン感が暑い日に寄り添い、冬にはきめの細かい泡になってパーティシーズンにも活躍できるのが期待できそうです。
今回の”Roadrunner”は2022年以降の旅路の原料確保が絶望的だった当初から醸造4期目も旅路を作り続ける事ができているという意を込めて、今回もまた敬愛するアーティストの曲名からつけています。
親しみやすさと複雑さ、懐かしくも新しい、唯一無二の味わいをもつ旅路という品種の魅力を多くの方に楽しんで頂けたら幸いです。
《基本情報》
野生酵母にて発酵。酵母や酵素類、清澄剤、亜硫酸等は使用しておりません。瓶詰め前に発泡に必要な糖分のみを加え瓶内2次発酵。極めて自然な造りのため澱がありますが、品質には問題ありません。
吹き出す可能性がありますので、必ずよく冷やし、静置した状態で開栓をお願い致します。抜栓後はお早めにお召し上がりください。
【LOWBLOW CRAFT Local Independent Winery とは】
ドメーヌ・タカヒコの曽我さんの元で3年間研修し、2022年に独立した新しいワイナリー。
余市町登町にあるレストラン敷地内の石蔵を改装したワイナリーです。企業型のワイナリーとも家族経営のドメーヌとも違う地元のレストラン×地元のブドウ農家(兼、醸造担当/LOWBROW CRAFT赤城学)の新しいワイナリーの形を目指しスタートしました。
将来的には海外の共同組合や共同醸造所のように、地域への貢献とワインの産地としての活性や安定、次世代につなげていける場所になれることを目指していきます。
【醸造担当/ LOWBLOW CRAFT:赤城 学】
〈略歴〉
千葉県出身
2014年余市町移住
2014年~2018年余市町登町内企業系ワイナリーにて栽培を担当
2019年新規就農、農地取得。同時にDomaineTakahiko にて研修をスタート
2020年自園にピノグリ植栽(1ha)
2021年自園にツヴァイゲルト植栽(1ha)/ DomaineTakahikoでの研修終了
2022年自園のピノグリの初収穫/LOWBROW CRAFT Local Independent Winery にて醸造をスタート
※曽我 貴彦氏との出会い
企業系ワイナリーで勤務している時に幸いにも同じ地区でブドウ栽培をしている環境におり、お会いする度に伺っていた有機栽培やワインづくりに対する思想と野生酵母で作られるワインの奥深いおいしさに感銘をうけ、当時慣行農法と量産型のワイン造りに疑問を持ち始め独立を考えていた時期と重なり、農家としてのワインづくりを目指す決意につながりました。退職後新規就農、農地取得と同時にDomaineTakahiko にて研修を3年間行い有機栽培とワイン醸造を学びました。
※ 2026年2月25日18時より販売開始です。
※【送料無料除外品】