赤・750ml
カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン
僅かに紫がかった深いルビー色。カシスやレーズンなどのドライフルーツなどの凝縮した果実香に、新鮮な熟したブラックベリー、フランボワーズソース、赤い果実の果汁などが混ざり合うような香りが伺え、加えて土やカカオを想わせる落ち着いた印象が感じられます。これまでの2018年、2019年に比べて軽く清らかな飲み心地で、それでいて充実したエキス感がしっかりと感じられます。滑らかで負担がなく、黒系果実の風味を主体とし、甘酸っぱい赤い果実の清らかさが溶け込む緻密さは、口中に豊かさをもたらすように広がり充実感を与え、微細でビターカカオのようなタンニンが僅かに残ります。タッチは繊細で、上品な様子としっとりとした大人の雰囲気が絡み合う仕上がりで、この先の熟成で更にエレガントな印象が引き出されていくことでしょう。(輸入元資料より)
※お一人様2本限り。
※写真はイメージです。
【シャトー・フランシェ】
当主のエリック・デュボワは1990年まで建築の勉強をしていましたが、縁あってナント近郊の大きなネゴシアンを立ち上げるチームに一員として2年間働きました。 その後に農業高校で葡萄栽培及び醸造の教師を務めていたところ、オスピス・ド・ソミュールが運営するクロ・クロクリスタルの葡萄畑の栽培長に抜擢され21年間勤めました。
長き渡るクロ・クリスタルでの仕事に終止符を打ったのが2016年、妻アレックスと息子のフェルディナン、そして3頭の馬も連れて、理想の葡萄畑を探しながらイタリアやポルトガルへと旅をしました。この旅を続ける中でロワールへの強い想いを再認識した2017年、サヴニエールの西に位置するポッソニエールで希望に叶う醸造所と5.5haの畑を見つけることができました。
2019年8月までクーレ・ド・セランの畑で働きながら、妻のアレックスと交代で自分達の葡萄畑を管理していましたが、アレックスは医療関係の仕事へ戻り、エリックはスタッフのニコや3頭の馬と共に畑仕事や醸造に集中できるようになっております。
畑はエコセールの認証を受けており、栽培品種はシュナン・ブラン、グロロー、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン。機械などは使わず手作業か馬で畑を管理、醸造は自然発酵、亜硫酸を無添加せずに瓶詰めまで行っています。葡萄のエキスをしっかりと感じ流ように緻密で上品、長い経験が詰め込まれたかのように落ち着きがあり、個性と魅力に溢れるワインを私達に伝えてくれています。(輸入元資料より)