白・750ml
リースリング
キュヴェ名は、その名の通り、シスト土壌から収穫された葡萄の為名付けられました。ここは、シスト ド ヴィレと呼ばれる多形岩である青色片岩からなる土壌で、余分な水を完璧に排出する性質のため、リースリングは腐敗の危険性をあまり感じずに完全に熟すことが出来る特徴があります。ライン川上流にある標高450mの高い急な斜面に位置する区画(Schieferberg)で、筋肉質で重心が低めなリースリングが収穫できる区画。ソイルセラピーが設立されたときに初めて造られたキュヴェでもあり、彼らにとって最も印象深いキュヴェとの事。ビオディナミで栽培されており、10月1日に100%手摘みで収穫され、2日間マセラシオン。優しくソフトにプレスを行い、228Lと400Lの古樽で発酵。その後澱の上で1年間熟成を行う。
抜栓直後から非常に凝縮した集中力のある香りに溢れます。白〜黄色のカリが支配的で、まるで香水の様な集中したフローラル香。また、柑橘や花梨の様な果実香にも包まれ、時間と共に複雑な香りがグラスの中から溢れ出します。味わいは、ギュッと詰まったフレッシュな果実感が強く、凝縮していますが、塩味を感じるようなミネラルと、ほど良い酸がある為に、エレガントで良好なバランスの中にもグッとくる飲みごたえが感じられる、満足度の高いワインに仕上がっています。
長期熟成も可能な骨太で筋肉質なワインで、詰まったミネラルがテロワールを見事に表現しています。可能であれば5年は寝かせたいワインですが、よくデキャンタージュしてから、大振りのグラスで飲む事をお勧めします。(輸入元資料より)