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クロ・キチャヤ
Clos Kixhaya クロ・キチャヤ
フランス人のエティエンヌさんと、コロンビア人のベアトリスさんは、15年前にスペインで出会う。エティエンヌさんはエコノミスト、ベアトリスさんはアーキテクトの仕事をしていたが、田舎で暮らしたいベアトリスさんの意思もあり、やがてワイン造りを目指すようになった。イギリスにいたり、コロンビアにいたししていたが、2017年にフランスに戻ってくる。それからベアトリスさんはワインの醸造の勉強を始める。
幸運なことに2019年にこのシノンの畑を購入することができ、ワイン造りがスタートする。畑の樹齢は30〜90年、カベルネフラン100%の畑。2020年より農薬は使用せず、ビオに切り替え。羊を飼い、除草をさせる。新梢は切らずに輪っかにさせる。畑に果樹も植えはじめ、畑を守るのと同時に、多様性を持たせている。土壌は近くに川があり、石灰質の砂とジャリの多い土壌。海抜60〜80m。
ベアトリスさんの父親はナサ族で、コロンビアでコーヒーを造っているそう。名前のキチャヤはナサ族の言葉で、キチ=つる、ジャ=水、を合わせた言葉となっている。ラベルのデザインはスペインにいるインダストリアルデザイナーのベアトリスの弟さんが書いたもの。(白ラベルは地上で熟成、黒ラベルは地下セラーで熟成させたもの)
醸造はシンプル。垂直式プレス、グラスファイバー樹脂タンクまはたセメントタンク発酵。カベルネフランしかないが、ペットナットのロゼ、ダイレクトプレスのブランドノワール、ロゼ、薄赤、クラシックな赤、アンフォラの赤など、多彩なキュヴェを造りだしている。2020年は収穫量は多め。2021年は収穫量は少なめ。2022年は暑すぎたとし、糖度は上がり、酸は少なめで生産量10000本。(輸入元資料より)