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アルベルト・アングイッソラ
Alberto Anguissola アルベルト・アングイッソラ
ピノ・ノワールではなく、ピノ・ネロなのです。
しかも、ピノ・ネロである前に、ひとつの世界を確立したワインなのです。
エミリア・ロマーニャから、初上陸のアルベルト・アングイッソラ。これはもう、みなさんに試していただくより他ありません。とにかく、抜群に個性的なのです。ブルゴーニュ愛好家からは、こき下ろされてしまうでしょう。…このワインを「イタリア版ピノ・ノワール」としてとらえてしまうのならば。けれどそんな中途半端なワインじ
ゃないのです。
平地が多く夏の気温が非常に上がりやすいエミリアでは、平坦な味のワインが出来やすい。だからこそ微発泡という妙技も多用される。そんな土地においても、土壌とミクロクリマを注意深く観察して場所を選べば、偉大なワインを創り出せる…と彼は確信したのでしょう。
「土地とヴィンテージごとの個性」と「他のワインとも容易に違いを判別できるような個性」を表現する。それがアルベルトの目指すところです。
以前イタリアで飲んでいるのですが、今回改めて飲んでみるまでここまで彼の言う通りに表現しきれているワインだとは知らず驚きました。すごく雰囲気があります。
しっかりとしたタンニンと、凝縮したミネラル・旨みにも驚きますが、長い余韻と口の中に戻ってくる甘い後味は偉大なワインにも共通するすごいポテンシャルを感じます。ただあと何年か待ってから飲んだら、もっと楽しそう。今飲んで美味しいけれど、熟成させたら絶対もっとすごいワインになる!と思わせるポテンシャル。熟成した古典的なバローロのように化けるかもしれない…ですよ!(新入荷時案内)
【以下輸入元資料より】
アルベルト アングイッソラが1998年に始めたワイナリー。土壌や微気候などの調査の結果、現在の畑があるピアチェンツァ南西部、トラーヴォの標高530-560m、南向きの険しい斜面を選び、1998年に0.32ha、2000年に0.75haのピノ・ネーロを植える。その土地の持つ個性と、ヴィンテージの特徴を余す所なく表現した、そして他のワインとも容易に違いを判別できるような個性を内包したワインを造ることを目標としており、その実現のためには畑での自然なアプローチが必須と考え、化学肥料も、除草剤などの化学的な農薬も一切使わず、ボルドー液をのみを使用。セラーでも自然な造りを心がけ、温度管理も培養酵母の添加も行わずに約40日間の醗酵・マセレーションを行い、バリックまたはトノーで12-18ヶ月熟成の後、ノンフィルターでボトリング。2004年の生産量は約5000本。