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アンドレ・エ・ジャンック・ボーフォール
Andre et jacques Beaufort アンドレ・エ・ジャック・ボーフォール
アンボネイのレコルタン・マニピュランで、シャンパーニュにおけるビオディナミの先駆者として高く評価されるアンドレ・ボーフォール。
ビオを導入したのが1971年で、化学肥料、除草剤、農薬の使用を全てやめ、硫黄や硫酸銅すら撒いておりません。その代りとしてアロマテラピー用のオイルを殺虫剤や防カビ剤の代わりとして用いています。アンドレ氏が昔怪我をしたときに鎮痛剤を用いた際に体に偏重をきたして苦しんだ経験があり、亜硫酸アレルギーである彼が薬品を排するワイン造りの背景となっています。
現オーナーは息子のジャック・ボーフォール氏。アンボネイに1.6ha、ポリジィに4.5haの畑を所有し、ポリジィの畑のシャンパーニュはジャック・ボーフォール名義でリリースされ、アンボネィの畑のシャンパーニュは父の名であるアンドレ・ボーフォール名義でリリースされます。
また、アンドレ・ボーフォールを代表するワインとして甘口の「ドゥー」が挙げられますが、一般的にドサージュに用いられる砂糖は使用せず、息子のジャックが造った有機栽培の葡萄を用いたムーと呼ばれる葡萄濃縮果汁を使用します。
機械作業が全盛のシャンパーニュにおいて、現在でも彼はルミアージュやデゴルジュマンを手作業で行っており、そのためリリース出来るワインには限りがあるため、極少量しか市場にリリースされません。アンドレ・ボーフォールのシャンパーニュはその80%がヨーロッパで消費され、輸出される数量も僅かなため、非常に入手困難となっております。