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ベレッシュ
Bereche et Fils ベレッシェ・エ・フィス
ベレッシュは1847年から続く家族経営のドメーヌで、ランスの南に位置する Craon de Ludesというモンターニュ・ド・ランスでも最も標高の高い地域にある小さな村でシャンパーニュを作り続けています。2004年からはすべての畑をビオロジックに移行し、2007年からは試験的に1haの畑でビオディナミを実践。
5代目の若き当主ラファエル・ベレッシュ氏は、第一に畑への思いやり、そして敬意を持ち、畑をどのように耕作していくかが大切とのこと。栽培がきっちりできていないと良いシャンパーニュはできないという信念か自らも父と共に畑へ行き、スタッフと一緒にいる時間を多く作っています。
2004年からは全ての畑でビオロジックを実践し、醸造に関してもSo2を少量添加する以外はすべてビオロジックの考えを持っています。培養酵母は使わず、天然酵母を用いて発酵するためアルコール発酵が完了するまで通常より1〜1.5ヶ月余計にかかりますが、結果的にじっくりと香りを引き出してより力を備えたベースワインへと仕上がるのです。
ベレッシュでは醸造に昔から樽を使っていますが、樽香を付けるためではなく、ステンレスタンクに比べて良い熟成感が得られ、ワインに骨格と複雑味、そして広いスケールを与えるために使用するとのこと。ラファエルの修業時代の人脈で樽はDRCがモンラッシェに使用した二年樽という極上のもの。某誌のテイスティングでも別キュヴェのルフレ・ダンタンが一位に輝きました。