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イル・カヴァッリーノ
Il Cavallino イル・カヴァッリーノ
4年前のちょうど今頃、「よほどのことがない限り取り扱う造り手の数を増やさない」と拙ブログにて宣言したのですが、この4年の間に8軒ほど造り手が増えていました(笑)。
“よほどのこと”がこれほどの頻度で起きるということは取りも直さず若い意欲ある造り手がどんどん出現しているということと、本来受けるべき注目脚光を浴びきっていない造り手&生産地域がまだまだ沢山いる&あるということを意味し…。“変”、“マイナー”と呼ばれていたものが徐々に市民権を勝ち得ようとしている歴史的変革の場面を目撃できる事、そしてその一端として参加させてもらえる事はオータにとって非常に光栄な事だったりします。
というわけで、バルバレスコの造り手カシーナロッカリーニに続く“2016年度よほどのこと”シリーズ第2弾、イル カヴァッリーノをご紹介させていただきます!!当主のサウロ マウレは1985年生まれの31歳、我らが先生ラ ビアンカーラのアンジョリーノが世に送り出した新たなお弟子さん造り手になります。
牛など家畜の肥育を生業とするサウロのお父さんリーノはアンジョリーノとは旧知の仲(なんと若かりし頃一緒にジャズバンドを組んでいました)。自然環境と調和を図った農業への取り組みや人為的な関与を極限まで排しての醸造など、アンジョリーノのワイン哲学が垣間見える話を父リーノから初めて聞いた時、とても感動し、強い共感を覚えたとサウロは言います。リーノの一家が所有していたブドウ畑を譲り受けたことでワイナリーとしての活動をスタートさせます。今現在はガンベッラーラと隣接する集落、モンテベッロ ヴィチェンティーノにある畑で白ワイン用のブドウを、ダニエーレ ポルティナーリのいるコッリ ベーリチでは赤ワイン用のブドウを栽培し、2011年がファーストヴィンテージ、セラー建設の許可がなかなか下りないため、2015年まではアンジョリーノのセラーで醸造を行いました。
畑&セラーでの仕事は師匠同様に、ボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、そのボルドー液の使用量も減らす試みをし、添加する酸化防止剤の量も極限まで少なくするか完全無添加でボトリング。(輸入元資料より)