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イル・チェンソ
Il Censo イル・チェンソ
以前からパオロ・ベアのジャンピエロ・ベア(ややこしいですね。パオロはお父さんの名前で、当主は息子ジャンピエロ)から話は聞いていたのですが、去年ようやくワインが出荷されることに。ローマ在住のガエターノ ガルガノは、もともとシチリアのパレルモとアグリジェントの間にある町パラッツォ アドリアーノ(ニューシネマパラダイスの撮影地にもなりました!)の出身。そこでガルガノ一家は、小麦の栽培と家畜の放牧をしていたのですが、この土地には500年以上に渡るブドウ栽培の歴史もあり、質の高いブドウができると考えたガエターノ、2010年に5haの畑にカタラット、ペッリコーネ(ピニャテッロの別の呼び名)、ネーロ ダーヴォラを植え、2012年に初収穫をします。
今回入荷したプラルアールは、カタラットを2週間以上皮ごと醸したワインで、プラルアールはアルバニア南部で話されている方言で“黄金色の”を意味し、グレカニコの正式名称がグレカニコ ドラート(ドラートはイタリア語で黄金色の意)であることから付けられた名前になります。パラッツォ アドリアーノは、アルバニア本国がオスマントルコの襲撃により国を追われたアルバニア人が住みついた町の1つで、いまだにアルバニアの風習(教会のビザンチン式典礼)も残っているそうで、町の歴史伝統をワイン名にも表現したいとガエターノとベアは考えたようです。
お味はといいますと…造り手を増やさないと宣言した後にヴィナイオータが取引開始した造り手(鏡氏、ブレッサン、ボルガッタ、ステーファノ レニャーニ)のワインから、ある程度想像していただけるのではないでしょうか。 (2015年4月 輸入元案内より)