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クラビヤン
Klabjan クラビヤン
トリエステから国境を越え、スロヴェニアに入ってすぐ2kmのところにオスプ村はあります。イタリアに比べるとより手つかずの自然が残っている、自然のエネルギーを多く感じる土地。
クラビヤン家は1700年代から代々この土地で農業を営んできました。この村には親戚縁者で40〜50人のクラビヤンさんが住んでいるそうです。アドリア海からの海風が吹き抜ける風の谷。代々ブドウを栽培してきたので、樹齢150年の樹もあり、曾曾御爺ちゃんが植えた樹だそう。現在は36歳のウロシュ(Uroš)さんが引き継いでいます。
栽培は自然栽培に近い手法で、とにかく時間をかけます。新しくブドウ畑にする時はまず牧草地にして10年掛けて土壌を改良し、ブドウを植えてからワインにするまでさらに15年かけます。それまではできたブドウはワインにせず売ってしまうそうです。現在は10haで55000本の生産量。土壌はイタリアのカルソ地区の石灰土壌とテッラロッサ(赤土土壌)の混ざったエリア。
大学でワインの勉強をし、エノロゴの意見を聞き、カンティナの作業が大切だと言われ、いろいろな意見を聞いたけど、最後に行き着いたのはおじいちゃんの言っていた事だと気がついたそう。虫も友達、土も友達、風も友達、雑草も友達、酸化も友達、みんな友達、共生している、ほんとうのビオをやるには20年はかかる。畑で働くのがライフスタイルという彼の家は本当に質素な農家さんで、着飾らない姿がワインにも良く現れています。(輸入元資料より)