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ラ・ヴィラーナ
La Villana ラ・ヴィラーナ
産地: Lazio, Viterbo, Gradoli
創業:2016年
畑の面積:2.5ha
生産量:9000本
ラツィオ州、北西にあるヴィテルボ県、ボルセーナ湖を眺める美しい場所に「ラ・ヴィラーナ」はあります。スイス系アメリカ人であるジョイ・クルによってオフィシャルには2016年に創業されたのがこの「ラ・ヴィラーナ」。
ジョイ・クルはコネチカット州で育ち。父親が経営するワインショップで仕事をするうち、興味はワイン造りに移っていきました。そして2013年。ワイン造りの情熱を抑えきれず当時、イタリア語は話せなかったにもかかわらずにイタリアへ移住。ローマを拠点に、ピエモンテやトスカーナなど偉大なワイン産地でワイン造りを学ぶことも考えましたが、ラツィオの素晴らしい造り手『レ・コステ』に出会い、「グラードリ」へ。そして『レ・コステ』で研修生としてワイン造りを学んでいきます。
できるだけ人的介在を避け、環境に配慮した農業のあり方、土着品種への愛着、土着酵母のみで発酵を行い二酸化硫黄を使わない無添加なワイン。彼女はワイン造りの技術だけではなくワイン造りの哲学を学びました。そして、日々の生活の中、自然環境が尊重されているボルセーナ湖、グラードリの町に対する愛情が深くなるにつれ、この土地から離れられない、ということを悟ります。
夫となる羊飼い、シモーネと出会ったことも大きな理由でしょう。地元グラードリをよく知るシモーネの協力を得て休閑させたくない年配の農民からブドウ畑を引き継ぐことができました。古い農家の家を意味するヴィラッーナを名前に、夫であるシモーネの職業からインスピレーションを受けた羊をモチーフにしたエチケットを掲げて2016年、コネチカットからグラードリへ移住しジョイのワイナリーが産声をあげました。
ラ・ヴィッラーナは古くからの畑2.5haと過去2年間で栽培を始めた畑( アンフィテアトロ、ヴィニャルンガとポッジョ)2.5haを所有、土着品種のブドウをビオディナミ農法で栽培、添加物は使用せずテロワールと生産者の哲学を反映する様に心がけています。