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ルクレール・ブリアン
Leclerc Briant ルクレール・ブリアン
エルヴェ・ジュスタンの実験室。
長くシャンパーニュの醸造家として活躍するエルヴェ・ジュスタンが考える本当に偉大なシャンパーニュは醸造技術やテロワールを越えたところにあるそうです。それを一言で表すと自然に寄り添い、宇宙のリズムを感じ、ワインに生命力を与えること、となるのでしょうか。彼の理想と更なる高みを目指して最高の環境を揃え、偉大なシャンパーニュを追い求めているのが「ルクレール・ブリアン」。
1980年代から有機栽培を導入した自然派シャンパーニュの先駆けでしたが、後継者がおらず、セラー、畑ごと売却されます。その後、畑は切売りされましたが、セラーと僅かな畑をエルヴェと元モエ・エ・シャンドンのフレデリック等が買い戻し「ルクレール・ブリアン」が復活したのです。
エペルネのセラーはエルヴェの拘りで溢れています。ステンレスタンクには電気を溜めないようにアースが取り付けられ、スペイン、イタリア、グルジアのアンフォラ、更にはウッフ型のアンフォラまで。ウッフ型はよく見る縦型ではなく、横に寝ていてバリックのよう。卵は横に寝ているのが普通で、その状態こそが生命のベストの状態でエネルギーが溢れている状態なのです。
中にはステンレス製のバリックまで。実はこのステンレス製バリックの内部は金でコーティングされています。金は古代から世界中で人を引き付けてきた素材、今でも世界中で人々を惹き付けています。金は物質の中で最もエネルギーが高くプラスの要素を持っていると彼等は考えていて、金のエネルギーを活かす為の実験をしていました。まさにエルヴェ・ルスタンの実験室です。
一部のリザーヴワインはエルヴェによる醸造ではないので、少しぼやけた印象もありましたが、今回のワインは全てエルヴェ・ジュスタンによる醸造。まさにエルヴェ・ジュスタンの集大成です。