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ラ・リュノッテ
La Lunotte ラ・リュノッテ
ワイン造りを開始して10数年のクリストフ・フーシェ氏は、元々工場機械のエンジニアをしながら、ハンディキャップの子供の世話などをボランティアで行っていましたが、「自然の中で難しい仕事がしたい」と4キロ先に住んでいた叔父の真似をしながら奥さんの父の畑でワイン造りを始めました。これまでは農協に葡萄を売っていましたが、2001年から自らの名前のワインを作り始めました。
「上司がいないので、自分の思いのままに仕事が出来る」と収穫以外は全て彼一人で楽しみながら取り組んでいます。栽培もビオロジックを取り組み、エコセールの認定を受けました。樹の競合が最適になるよう、独自の考えで一畝ごとに雑草を残した縞模様の畑でソーヴィニョンブランやガメイなどを育てています。
2008年は葡萄を自然派ネゴシアンの某社(日本にも入ってますね…)に大部分を売ってしまったため、元詰めされたワインはごく僅かです。(こんな良い葡萄を使ってるのに某社のワイン、何ゆえ"普通"なんでしょう?)。ぎっしりと詰まった旨みの充実感が本当に素晴らしい。昔は「美味しいボトルは死ぬほど美味しい」「不調なボトルはイマイチ」と安定感にやや掛ける印象がありましたが、ここ数ヴィンテージで本当に安定してきました。このワインを紹介してもらっている桐谷さんの訪問日誌を見ると、クリストフのワインをお試しいただきたくなることと思います(笑)
《 以下、輸入元資料(訪問日誌より)抜粋 》
最後の蔵訪問。村人口たったの40人の小さな村。周りは麦、とうもろこしの 畑に囲まれる。2001年わずか1ヘクタールから初ヴィンテージ。現在もたったの6.5ヘクタール。化学物質は一切使用しない、ビオロジックの造りだが、認証に全く興味がないため申請なし。So2は一切添加しない。
人が入れて10人程の恐ろしく小さな蔵。あまりに少量生産で、ワインをストックする場所もないため、自分のワインは全く持っていない。試飲するワインさえ極僅か。いったいどうやって生活をしているのかと不思議になるほど。
本当に心からワインつくりを楽しんでいる超自然児です。葡萄全て手摘み。瓶詰めも10本づつ手作業。フィルターなし。熟成何年と聞いても、「多分・・・とか、わからない・・・。」と笑顔でかわされてしまいました。笑顔が本当に素敵。美味しい!!疲れてもうアルコールはいいと思っていたのに、吐き出すのも忘れてゴクゴク飲み干す。蔵にある在庫すべて予約。極僅か入荷決定。