Domaine des Marnes Blanches ドメーヌ・デ・マルヌ・ブランシュ
フランス/ジュラ地方はナチュラルワインの先駆者とも言えるオヴェルノワ氏の関係で、ワイン造りに真面目に取り組んでいる生産者がいる半面、とても古典的な一面をもった地域でもあります。
ここに2008年誕生しましたドメーヌ・デ・マルヌ・ブランシュの当主は1983年5月生まれのGéraud Fromont(ジェロー・フロモン)。
2001年にディジョンで醸造学を学び、オノロジストとしての資格を取得。そこで出会った奥様と結婚し、ワイナリーを立ち上げました。まだまだ若いカップルですが、ワインに対する情熱だけは人一倍です。
リリース直後地元で人気が出て85%が地元で消費されてしまう程、ワインは一気に人気者になりました。でも新しいお客様を開拓する為、やっと2012年に公のサロンに出展しましたが、選んだ地はフランスでなく、イタリアなのです。
面白いデビューだなと思いながら、かえってフランス独特のナチュラルワインの世界でなく、自分のペースを保てるのかもしれません。そこで飲んだので余計はっと魅かれるものがあったのです。こういうワインはどこで飲んでも人の目を引きます。
Domaine de Bertrand Millet氏の醸造所と畑を購入し、畑の一部はそのミレ氏の畑、そしてお爺様から受け継いだ畑を含め、全部で10.6ha、その割合は50%シャルドネ、25%サヴァニャン、残りの25%は黒ブドウで、その中にピノ・ノワール、トゥルソー、プールサールがあります。その中に87歳でリタイアしたお爺様が1950年に植えて下さったブドウがあります。
丁度我々は収穫日に訪問となりました。そしたら何と皆シルバーの方々でゆっくりゆっくり1ヶ月かけて収穫するのです。まだ若い彼らは収穫者に給料を支払う事は出来ず、ご両親のお友達が皆手伝ってくれての収穫という、とてもAt Homeな感じなのです。
奥様も当然収穫するので、収穫者の方々のお食事はお母様が作って下さいます。収穫のスピードのペースは決して速くはありませんが、その分丁寧に丁寧に収穫します。
ワイナリーの名前は、畑の白い石灰質粘土土壌から思いつきました。名前の通り晴れの日は一面真っ白な土壌です。彼の将来に期待すると共に毎年の味わいの向上が楽しみです。是非お試しください。(輸入元資料より)