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モンテ・ベルナルディ
Monte Bernardi モンテ・ベルナルディ
約300年以上も前に建てられた歴史あるモンテ・ベルナルディ。
かつては葡萄を近隣のカスティロ・ディ・ランポーラ等の優良生産者に売るのみで、瓶詰めは行っておりませんでしたが、1992年よりオーナーがスターク・アイヴァリオティス氏となり『Ch.ル・パンに匹敵する様なワインを造りたい』と瓶詰めワインを造り始めました。
もともとパンツァーノ・イン・キャンティの優良生産者に葡萄を販売していた畑だけあり、スターク・アイヴァリオティス氏が瓶詰めをはじめたモンテ・ベルナルディはロバート・パーカーより高い評価を得たのを始め、瞬く間に数々の名声を築き上げました。
そして2003年にワイン造りへの情熱的な思いを持った現オーナーであるシュメルツァー姉弟がモンテ・ベルナルディを訪れます。姉・ジェニファーは地質学からワインに携わった経験を持ち、弟のマイケルは醸造学科を卒業した後に様々な国でワイン造りに携わった人物です。
なんとか前オーナー・スターク・アイヴァリオティス氏にこのカンティーナを譲ってもらえる様に交渉し、2003年はスターク・アイヴァリオティス氏と共にワイン造りを行います。 その後スターク・アイヴァリオティス氏は、シュメルツァー兄弟の徹底した品質を追求する情熱を認め、『自らが築いた名声を更に高めるだろう』と確信し、2004年よりシュメルツァー姉弟へ完全に引き継ぎます。
◎サンジョヴェーゼのポテンシャルを最大限に発揮する為の有機農法
モンテ・ベルナルディでは葡萄のポテンシャルを最大限に引き出せる様に、ルドルフ・シュタイナーのビオ・ディナミ農法を参考に有機農法を実践しております。マイケルが南オーストラリアにて醸造の勉強を行っていた際、趣味の料理に使う食材を購入する時は無意識にオーガニックの食材を好んで使っている事に気づきます。
そしてワイン造りにもオーガニックを持ち込めればと思い、オーストラリアのビオディナミ協会に入会し有機農法について学びました。現在、自分のワインに有機農法を持ち込んだ選択は間違いではなかったと確信しております。
※下草にはソラ豆を生やしております。
ラ豆は地中のミネラルや養分を多く吸収します。ソラ豆の花が咲いたと同時に花を刈り取る事で、ソラ豆が貯めていたミネラルや養分は地中にリリースされ、葡萄は難なく『ソラ豆が集めたミネラルや養分』を得ることが出来ます。
近年は有機農法を実践し続けてきた事による良い結果が更に見られる様になったと言います。最近は土壌が腐葉土を貯め込みどっしりとしてきており、バクテリアの数も増えた事で土壌の質が格段に良くなった事を体感しているようです。
また最近は仕立ての際に枝をワイヤーにくくりつけるゴムをやめ、柳の枝を使用し始めたと言います。
彼らの弛まぬ努力の結果が、近年顕著にワインの味わいに反映されてきており、非常にピュアで滋味深く、優しい味わいへ年々進化しております。 輸入元資料より