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ピエール・オヴェルノワ/エマニュエル・ウイヨン
Pierre Overnoy / Emmanuel Houillon
ピエール・オヴェルノワ / エマニュエル・ウイヨン
ピエール・オヴェルノワは1970年代の設立時から亜硫酸非使用のワイン造りを実現した先駆者で、土着葡萄を用いて孤高を貫く自然派を志す全ての造り手にとっては活きた神話的な存在です。(ジュラのアンリ・ジャイエと評するひとも)ピュズラやプリューレ・ロックも彼の事を尊敬してやまないとのことです。
2000年にピエール・オヴェルノワ翁は引退し、弟子のエマニュエル・ウイヨンが全てを受け継ぎ運営しています。現在は栽培・醸造の全ての方針はエマニュエルによって決定されており、ピエールが長年共に働いてきたエマニュエルに何かを指示することもありません。それほどエマニュエルを信頼していますし、だからこそ「ピエール・オヴェルノワ」という自身の名を、エマニュエルが手がけるワインに与えているのです。
ワインに関しては非常に個性的。香りはかなり酸化熟成のニュアンスが有りますが時間と共に果実が綺麗に現れ、極端な色の抽出のために浸漬もしないから色は薄く、飲み手をふぅわりと優しくつつんでくれるような味わいです。
本当に自然派のワインを飲みつけたお客様にはこの造り手の真価を必ずやご理解いただけることと思います。
個人的には「何にも媚びず、純粋で、何も足さない、何も引かない」なワインで、とても好きな造り手のひとりです。