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マルセル・リショー
Marcel Richaud マルセル・リショー
ローヌ・ヴィラージュ最高の区画“ケランヌ”最高の生産者として名を馳せるマルセル・リショー氏。協同組合で重職を務めた父から譲り受けた樹齢の古いグルナッシュを用いてマルセル氏が作り出したワインは初リリースから注目を集めました。
化学肥料は一切使用せず有機農業に取り組み、収穫から仕込みまでとにかく徹底的に丁寧に葡萄を扱います。天然酵母を用いて醗酵、通常は4回程度 使用されるSo2は瓶詰めの際に極少量だけで創られるワインは自然な旨味と 食事との調和を第一に考えられています。
「美味しいワインは畑で決まる」と言い切るリショー氏。パリのバーや専門店では自然派にこだわる店ほどリショーを置いています。ワイン王国では「この10年のベスト生産者20人」の2番目に登場。「とても稀なスーパーヴィニュロン」として激賞され、さらにはレヴュ・ド・ヴァン誌の表紙も飾っています(勿論★★★★★)
南ローヌにおける自然派生産者の指導者的な立場で、数多くの造り手からも敬慕されており、実は日本に紹介されている自然派生産者の多くは、彼の紹介がきっかけとなっていることも見逃せません。
『クラスマン 2004』の日本語訳から〜
マルセル・リショーほどの完璧主義者はフランスには存在しない。その厳しい目は、葡萄樹に至るまで全ての事に注がれている。醸造・熟成の水準は非常に高いものとなり、彼の芸術は頂点を極めている。リショーが行う仕事は、愛好家にとっては天の恵みとしか言いようが無い。全てが非常に高いレベルで、人々を一口で魅了する。