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サルナン・ベリュー
Sarnin-Berrux サルナン・ベリュー
ファーストヴィンテージである2006年からプチ・ムルソーとも言うべき素晴らしいワインを作り出したジャン・マリ・ベリューが大親友であるサンロマンのビオディナミの醸造家(ずばりF.コサ○ルでしょう)から葡萄を購入してスタートしたのがサルナン・ベリュー。
理想を実現する為に絶えず努力を惜しまないジャン・マリ・ベリューはワインに極力ストレスを与えないよう以下のような作業を行っています。
1.スーティラージュで樽(木)からステンレスタンク(金属)に移ったワインの ストレスを和らげるため、タンクの底にアースを取り付けて静電気を逃がす独自のアイデアを実践。手順も決めてあるので、早朝から終日一人で(誰にも邪魔されない為)ワインの移し替えや樽の移動を機械(振動や電気の使用を減らすため)を使わず集中して行います。
2.週に一度の補液の際もワインのストレス軽減の為、必要最低限の明かりの下で行い、水道管も水流によりイオンが発生するので除去しました。
3.前年度の澱の部分で翌年のワインが入る直前に樽内をすすいでから使用します。これにより、「すすいだワインの酵母が新しいビンテージのワインの発酵を助けてくれる」との考えです。
ベリューは、波動やイオン、電磁波など目に見えない部分にもとても気を配る人であるとのことです。まだ3ヴィンテージ目にして彼の目指すスタイルはすぐそこに見えている感じがあります。
2008年のサルナン・ベリューのワイン、当然ながらまだ若さはありますがジューシーでとろりとした果実と、目が詰まったミネラルのバランスがとても良く、非常に高い完成度を見せてくれています。葡萄の提供元であるコ○ールのワインよりも早い段階から楽しめますよ。
金融関係に務めていたジャン・パスカル・サルナンとドメーヌワイン造りの傍ら醸造学校の先生をしていたジャン・マリー・ベリューの二人によって2007年 に設立したネゴシアン兼ドメーヌ。ジャン・マリー・ベリューは1999年、ワイン作りの世界に転身しアルボワとサン・ロマンのワイナリーで腕を磨き、5年後の2004年に、ピュリニー・モンラッシェ村近くにある0.25Haのブルゴーニュ・ブランの区画を取得し、自身のドメーヌワインを初めて造りました。モンテリ村に醸造所を構え、品質へのこだわりはとても強く、ドメーヌを立ち上げた直後で経営が厳しくても、収穫量を落として生産量より品質を追求してきました。べリュー氏自身の性格をつけたと言う「プティ・テチュ」というフランス語で「小さな頑固者」という意味を持つワインもリリースしているほどです。(輸入元資料より)