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ヴェット・エ・ソルベ
Vouette et Sorbee ヴェット・エ・ソルベ
ジャック・セロス、ジェローム・プレヴォーの正統な系譜と言うべき新進気鋭の生産者がヴェット・エ・ソルベです。シャンパーニュの若手生産者組合の代表を務めていたベルトラン・ゴトロ氏が、地質学者であるクロード・ブルギニヨン氏と、アヴィズ村でビオディナミを実践するアンセルム・セロス氏に多大なる影響を受けてビオディナミ農法を実践しています。
先代までは農協に葡萄を納めていた経緯もあり、ベルトラン氏が受け継いだ畑は化学肥料や除草剤によって荒れていましたが、少しずつ畑のポテンシャルも上がり、自らドメーヌ瓶詰するに至りました。素晴らしい資質を感じさせつつも荒削りさも感じさせた過去のヴィンテージに比べ、年々質の向上が感じられる楽しみな生産者です。
極限まで研ぎ澄まされたミネラルがゴリゴリと押し出してきて、シャンパーニュというよりも、極上の白ワイン的な楽しみ方(やや小ぶりのブルゴーニュグラス(あればラディコングラス!))を個人的にお勧めいたします。スタンダードのキュヴェ・フィデルでもみっちりとしたミネラルと旨みが十分。ブラン・ド・ノワールにありがちな鈍重さは皆無です。セニエ・ド・ソルベはマセラシオンカルボニックによって限りないピュアさを表現。正直、ようやく美味しい!と思えるロゼシャンパーニュに出会いました。やや高めの温度でお楽しみいただくと本来の良さをお楽しみいただけます。元々自家用だったシャルドネ100%のブラン・ダジーユは是非お飲み頂きたい!ピーンと研ぎ澄まされたミネラルの充実度が凄いです。