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マリオ・マレンゴ
Mario Marengo マリオ・マレンゴ
イタリアワインの優れた若手生産者を束ね、日本でも評価の高いワインをプロデュースするマルク・デ・グラツィア氏が「一度みたら脳裏から離れないほど素晴らしい畑だ」と絶賛し、かのエリオ・アルターレ氏は「この畑は私が知っている最高の畑だ」と力説したブルナーテの畑を所有する生産者マリオ・マレンゴ。
高齢であったマリオ・マレンゴ氏は当初グラツィアグループに加入するのを渋っていたそうですが、マルコとアルターレが強く強く加入を勧めたという話ですから、本当にそのワインの素晴らしさがお判りいただけるのではないでしょうか。
スタイル的には中樽を用いた極めてエレガントなブルゴーニュ的スタイルで、もっともラ・モッラらしさを映し出したワインだと思います。ラ・モッラの最大の長所である繊細さを最も高いレベルで表現することが可能なのはラ・モッラの中でも限られた畑であり、その限られた中でも特にすぐれた畑がブルナーテだと思います。しっかりとした骨格と構成を持ちながらも、他にない、まさにテロワールという言葉でしか説明がつかない繊細さを持っている畑、ブルナーテ。
マレンゴの所有する僅か1.5haの真南を向いたブルナーテから産まれるワインは更に芳醇な味わい、ふくよかで魅惑的な余韻をも持ち合わせています。
コート・ド・ニュイのワインで稀に味わうことができる、どこまでも丸く、溶けるような甘味とそれを支える凛とした酸の調和は、偉大なワインだけが表現することができる貴重な個性だと言えるでしょう。