赤(VdL)・750ml
ネッビオーロの赤ワインに、スピリッツ(キナ樹皮、ハーブ、スパイスを浸漬したもの)、砂糖をブレンドしたヴァン・ド・リクゥール。
バローロ・キナートは、もともと薬剤師だった2代目のジュゼッペ(テオバルドの祖父の弟)がベルモットにインスパイアを受け開発したもの。現代のように化学的に生成したものでなく、天然成分由来の生薬しか薬としてなかった時代には、様々なハーブやスパイスをアルコールで浸漬することで造られたリキュールは、美味を目的とした嗜好品というよりは、薬用酒という位置づけでした。カッペッラーノ家のキナートは、一子相伝の門外不出の手書きのレシピノートに則って、造り始めた当時から使われている機材を用いて生産されています。
門外不出のスパイス&ハーブの配合率が漏えいしないよう、スパイス&ハーブは複数のお店で購入し、秘伝のレシピを踏襲しつつも、現当主アウグストは少しずつ彼のアイデアを盛り込み始めている。(例えば、使用する砂糖の量を徐々に減らしていることなど…)彼らのキナート、裏ラベルにロットが印刷されているのですが、例えば116となっていた場合、2016年の1回目のボトリング(基本年1回しかボトリングしません…)を意味しており、使われているバローロはボトリングされた年から4を引いた数…つまり116の場合2012年ヴィンテージという事になるそうです。(輸入元案内より)
※写真はイメージです。