赤・750ml
ブルネッロ100%(サンジョヴェーゼ・グロッソ)
2haの畑から年産8,000本のみ造る「魂のブルネロ・ディ・モンタルチーノ」。彼等のボトリング開始30周年の記念すべき2011ヴィンテージ。造り手のフローリオから以下のメッセージが届きました。
「1981年からボトリングを始めて30回目の2011年。この記念すべき年にブルネロを名乗ることはできません。「トレンテンナーレ」と言う名前をつけてリリースすることになりました。私はこのような決定を下したブルネロ協会に失望せざるを得ませんでした。残念です。
2011年は2010、2012という偉大なヴィンテージに挟まれた年ですが、私達にとっては2011年こそ個性的で素晴らしい年と言えます。毎年の事ですが、葡萄と土壌が自然とバランスし、その年の個性を造り出します。その年の葡萄とモンタルチーノという土地がどういう葡萄に、ワインに、なりたかったのか。それをそのまま表現しているのが我々のワインであり、モンタルチーノという土地の個性を表現しているのです。だからこそ「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」なのです。
トスカーナ・ロッソ「トレンテンナーレ」ですが、ブルネロ協会は官能(試飲)検査で「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」らしくないとブルネロを名乗ることを認めませんでした。分析値には何の欠陥もありません。私達のような造り手のワインは、一般的な生産者のワインと違う個性を持ってしまうことがあります。それが彼等の規定にはまらない事がありますが、それはどうしようもないことです。モンタルチーノという土地の個性なのだから。作られたブルネロのイメージに合わせる必要はありません。
2011年は残念ながら「ブルネロ」を名乗れませんが、モンタルチーノの個性を持った土地のワインです。30周年を記念して「トレンテンナーレ」と名付けました。私達自身大好きなワインが出来た事に満足していますし、忘れられないヴィンテージとなりました。日本の皆様は私達の哲学を良く理解してくれていると思います。楽しんで下さい。」