白・750ml
チェルヴァ100%
キュヴェの名前はブドウ品種そのものです。Expremadura【エストレマドゥーラ】がオリジナルと言われているこの白品種はFabioが好んで栽培するDore種やAlbillo種と同様に、低い生産性故に虐げられて来た悲しい歴史があります。1980年に植えられたゴブレの古木は、一般的なChelvaよりも更に小さな果房を実らせますが、生まれるジュースのエネルギーが他と一線を画したものです。醸造プロセスはFabioならではの、文字通り既による作業の連続。手収穫されたフルーツを、素手で絞ってステンレスタンクで5日間のスキン マセラシオン。極小のバスケットプレス(皆さんがゴミ捨て使うポリバケツ程の大きさしかありません...正直これを始めて目にした時は模型かと思いました)にてプレス。再度ステンレスタンクに移して半年の熟成、ボトリングとなっています。ミネラリティが非常にフレッシュで、「果汁感」に満ちています。2019ビンテージからINOX(ステンレスタンク)へシフトする事で、フレッシュさを保つ方向性へシフトしましたが、酸化しやすいデリケートな品種だけに英断だったと断言出来ますね。2021も前年同様、エルダーフラワー、桃、マンゴーの様なトリピカリティ溢れるアロマ。相変わらずクラウディーな仕上がりですので、澱をしっかりと沈めてクリアな上澄みから楽しんで頂き、ゆっくりと澱を舞わせて変化と共に味わって頂きたいと思います。(輸入元資料より)
※写真はイメージです。