白・750ml
ソーヴィニヨン・ブラン100%
初リリースは2020vt。アレクサンドル バンの所有する区画とは違い、ロワール川沿いに位置する砂質と石灰岩土壌の2区画に植えられている古樹のソーヴィニヨンブランから。キュヴェ名はラベルの通り、「心臓 (心) に対して」ですが、転じて「ぞっこん」という意味もあります。アレクサンドルの造るワインとは違い、酸化的ニュアンスがあまり感じられない、綺麗なソーヴィニヨンブラン的特徴があるワイン。
クリアで淡い麦わら色の外観。抜栓直後から凝縮した花や果実の香りが飛び込んできます。白〜黄色系の花や黄桃、花梨のネットリとした果実の香りに加え、ライムなどの柑橘系の香りも加わります。徐々に、イーストやブリオッシュ、蜜のようなニュアンスも感じられ、まるでシュナンブランの様な香りに包まれます。味わいは凝縮しながらもシルキーな味わいで、可憐ながらも存在感のある酸と蜜のようなほんのりとした甘みも感じられ、美しい果実感が素晴らしいです。
アレクサンドルのワインのように、時間を経て真価を発揮するワインな為、倉庫で半年間熟成を重ねました。キャロリーヌのデビュー作、是非お試しください。
キャロリーヌ バン/Caroline Bain
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。その当主アレクサンドルの長年のパートナーであるキャロリーヌが一生産者として独立。キャロリーヌ バンとしてワインをリリースする事になりました。元々、キャロリーヌとアレクサンドルは醸造学校時代の同級生で、キャロリーヌ自体もワインを造りたいと言う希望はずっと持っていましたが、やっと2020年に初めてリリースする運びとなりました。キャロリーヌの目指すスタイルは酸化的ニュアンスの少ない、美しくエレガントなソーヴィニヨンブラン。アレクサンドルとは違う、新たなバン家のワインをお楽しみください。