赤・750ml
ネッビオーロ100%
フィロキセラによってヨーロッパほぼ全域のブドウ樹が壊滅的な被害を受けて以降、アメリカ系の台木に接ぎ木したブドウ樹を植えることが一般的になっていったわけですが、1980年代半ば、テオバルドは数畝にネッビオーロのクローンの一種であるミケを自根のまま植えます。その当時、周りの人たちからしてみれば正気の沙汰ではない行為だったわけで、誰もが失敗を確信していたのですが、約30年経った今もブドウ樹は健全に育ち、恐ろしく高いテンションのブドウを生らせています…。常識を疑う姿勢を貫くこと、ネッビオーロの純潔を守るということ、バローロというワインを“バローロ自身(のオリジン)”に立ち返らせること、そしてフィロキセラに耐性のある品種を探し求めてアフリカへと渡りそこで熱病に罹り夭逝した祖父ジョヴァンニへのオマージュという意味合いから生まれたこのネッビオーロ(バローロ)の深みたるや…ルペストリスよりも集中力があり、硬く、同時にしなやかで、余韻はどこまでも長く…イタリアを代表するグランヴァンかと。(輸入元資料より)
まるで黒トリュフを思わせる芳香にややタールの要素も。確かにワインの女王とされる華やかでエレガントなバローロと一線を画す、男性的質感を持ったピエ・フランコ。どこまでも深く、そして複雑。
※写真はイメージです。
※ 他のカッペッラーノのワイン(ピエ・フランコ以外)を同本数以上お買い求めください。